May-June 2012 ◎ Fitness Business 6021注 目 の 動 きNews & Trends■レイクショアアスレティッククラブwww.lsac-flatiron.com8年前に開業した、延床面積1,231坪の家族にターゲットした大型総合クラブ。日本にも事務所を置くOLCがデザインを担当。会費はシアトル会員91ドル、ファミリー会員150ドル。現在5,000名の会員を有している。「メンバーにとってこのクラブを自分の家よりも好きな場所にする」を企業理念にしている。ミッションは、「メンバーが望んでいることに、毎回必ずプラス1%で応えること」。毎年メンバーアンケートを行い、メンバーがクラブに高い価値を感じるように運営を改善し続けようとする強い姿勢が感じられるクラブである。入会後21日目までの返金保証も実施している。同クラブは今後10年間もファミリー層やシニア層にターゲットし、総合クラブの強みを活かし、一人ひとりのお客さまが求めるものをできる限り提供していこうと考えている。とりわけ、コンテンツとしては、スポーツ、レクリエーション、リラクセーション、ソーシャルの4つを実現するサービスの提供を中心に考えている。■デビッド・バートン・ジムwww.davidbartongym.comデビッド・バートンジムは、ニューヨーク、マイアミ、シカゴ、シアトル、ラスベガス、ロンジェルスに、空間演出された美しいジム、ハイレベルな指導を特徴にしたクラブを展開いていることで知られている。元ボディビルダーであり、マドンナなど有名アーティストのパーソナルトレーナーでもあった、オーナーのデビッド・バートン氏は、自分の経験を活かして、開発と運営を進めている。同氏は、かつてふと入会した会員数50名ほどの地下にある小さなジムに魅せられ、人生が変わったという。「自分は将来こだわりのあるジムをつくりたい」。そう考えるようになった。同氏は、チェーン展開するにあたり、自らが手がけるジムの開発と運営において、特に次の3つのことを実現したいと考えた。1つ目は、自分がかつて通った小さなジムで感じていたワクワク感をふんだんに詰め込むこと。2つ目は、メンバーが理想と考える身体をつくれるようにすること。3つ目は、通常のフィットネスクラブが行っていることを学び、そのまったく逆のことをすること。美術館や高級レジデンスのリビングルームを彷彿させる空間デザイン、インテリアコーディネイト、雰囲気などが評価され、ジムの1つのブランドとして米国主要都市のヤングエグゼクティブ層から支持を得ている。マシンやインテリアは、まだ40歳代の若さのバートン氏が選定。運営にも同氏は黒と赤のロゴが目を惹くデビッド・バートン・ジム入口ファミリーにターゲットしているレイクショアアスレティッククラブには、子ども用のウォータースライダープールや砂場も設置強く関わっている。全12人のトレーナーが社員としており、レッスンやパーソナルトレーニングを提供しているが、その採用面接から同氏は関わる。同氏のポリシーとして、入会者への対応は、まずセールス担当者が入会者の目的を訊き、それを最も確実に解決できるパーソナルトレーナーを紹介して、1回1回、きちんとサポートし、望む成果を出すことにしている。シアトルのデビッド・バートン・ジムは、4年前に開業。延床面積841坪。料金はシングル会員の入会金が400ドル、月会費133ドル。1日利用者数は500〜1,000名である。
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