May-June 2012 ◎ Fitness Business 601653.指導するトレーナーについてはどこに問い合わせたらよいのか。4.トレーナーを育成する機関はあるのか。5.一連のサービスを有料で提供するとして、収益はどの位得られるのか?一方で、会場を訪れたゴルファーの関心は、新しいトレーニングツールに触れることのほかに、「トレーニングプログラムはどこで受講できるのか」「それはどんな効果があるのか」などもありました。また、お子さまがゴルフをやっているご家族の方からは、「ゴルフの上達も大切だけど、子どもの身体の成長への影響が心配。いつから始めるのがベストなのか」などの質問もたくさん受けました。このように、一般のゴルファーの間でも、身体を痛めることなく、長くゴルフを楽しめるような身体になりたいという要望の高まりとともに、ゴルフフィットネスについての関心が高まっています。そのような方たちからも以下のような質問を受けました。・どこで受けられるの?・トレーニングしたら飛ぶようになるの?・知人がトレーニングしているけど、本当に効果があるの?・何歳からトレーニングしていいの?・プロでなくても受講できるのか?今回イベントでいただいた、このような多くのご意見や質問などを、私たちは一つひとつ解決していきたいと思っています。そして、ゴルフフィットネスを導入、または関心を寄せてくれている各企業さまやゴルファーの方々の不安や疑問を取り除けるよう努めていきます。ゴルフを通しての健康など、新しい価値を提案していきたいと思います。ゴルフフィットネスがもたらす効果ゴルファーに向けたゴルフフィットネスには、大きく2つの特長があり、それにより、多くの効果が期待できます。1.ゴルフのスキルアップゴルフのスキルアップにつながる基礎体力向上や身体の動きを学べるほか、18ホールをまわるための集中力などが、個々に合ったかたちで身に付きます。2.生涯の健康管理ゴルフは普段の生活習慣や食生活に大きく影響されるスポーツです。近年ではプロゴルファーの横峯さくら選手や諸見里しのぶ選手が食事(栄養)について学ぶことで生活全体のコンディションを整えています。これはアマチュアゴルファーにとっても参考になります。食事や生活動作などの生活スタイルを見直し、自分の身体を知り、日常生活にストレッチを取り入れることは、生活習慣病やケガの予防にも効果があります。また、ゴルフは三世代にわたってプレーできる、年代に合った目標をもって長く続けられる唯一のスポーツでもあります。私たちの身体は成長過程を終えると、少しずつ筋肉や機能が衰え始めます。ゴルフは、そのような人間の成長や衰えに添ってプレースタイルを変えながら続けることができるため、ゴルフを続けながら、健康を維持することができます。このように、ゴルフが生涯にわたって続けられるスポーツであることを、スポーツ施設やゴルフ練習場が提案することで、子どもから年配の方まで笑顔で末永く利用していただけるようになると思います。役割分担により、 あらゆる面からサポートゴルフフィットネスに関わる専門家にはそれぞれの役割がありますが、すべて「ゴルファーの身体に優しい」提案をすることが前提です。以下に、その役割をご紹介しましょう。ティーチングプロ…個々に適したスイング理論、コースマネジメント、メンタルマネジメントについてのアドバイスなど、ゴルフの上達に関する多くのことを伝える専門家フィットネストレーナー…ティーチングプロに習ったことを実践するための身体の動かし方や、ストレッチやトレーニング方法を指導。身体が痛くなる理由など、ゴルフを行う際の身体の仕組みや使い方に関することを伝える専門家ゴルフ用品開発メーカー…ゴルフスイングの特徴や身体の動きをもとに、身体に優しく、かつアグレッシブに楽しむための商品を開発し、ゴルファーに提案し続ける専門家「ボールを飛ばすために最初に何をしたらいいのか」ということについては、スイングを変えたほうがいいのか、よりトレーニングをしたほうがいいのか、またはクラブを変えたほうがいいのか。今まではそれぞれに主張がありましたが、まずはお客さまが一番興味のあるところからスタートし、そこから次に必要なことを順を追って提案していけば、それぞれのゴルファーにとってストレスなく自分のペースで上達していただけるのではないかと考えます。また、施設の経営者の方は、この専門家の皆さんと情報を共有することで新しい企画を生むこともできると思います。ゴルフフィットネス身体の動き方を学ぶと、スイングが変わる経営者も各ツールを体験し、ゴルフフィットネスの必要性を再確認した
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