157May-June 2012 ◎ Fitness Business 60「リヴィタップ!東戸塚」でサブマネージャーを務める髙橋さんは、フロントで接客も行う事をしていた。そのときに感じたのは、「現場でお客さまと接することが好き」ということだった。「『ありがとう』と言われるのは、トレーナーになって10年近くが経つ今でも、純粋に嬉しいです。何も言われなくても、何年も前に入会したときに接客したお客さまが続けて通っていてくれることを知るとやりがいを感じます。私たちの仕事は、お客さまに楽しく続けていただくことが一番の目的だと思うので、続けてくれているだけで十分だと思います。最近では、研修を担当していたスタッフが1人でしっかりと指導しているのを見るなど、成長を感じると嬉しいです」自身がトレーナーとして活動していきたいと考えていた髙橋さんは、教育を任された当初は戸惑いもあった。しかし、今は下の世代を育てることによってできることの可能性が広がるのだと考えるようになった。「自分ひとりでできることは限られていますが、同じ志をもつ人がいればどんどん広がっていくと思います。教育することで、私の思いを伝え、それを彼らも一緒に広めてくれるのではないかと思います」髙橋さんの「志」とは、高齢者が通いたくなる施設をつくること。新たにオープンしたリヴィタップ!は、その志を実現できる施設である。高齢者が通いやすい施設づくり 事業全体を任されたいリヴィタップ!は、もともと「高齢者が効果的に運動をできる場所をつくる」ことを目的につくられた。カルチャースクールのようなかたちになっており、お客さまは定められたクラスに参加する。同施設のクラスは「ロコ脳体操」というプログラムをメインに構成されている。同プログラムは、年々衰えていく筋力と身体の機能を向上させるプログラムで、姿勢づくり、血流アップ体操、脳活性体操、筋力・骨アップ体操を行うものである。当初、同プログラムのみの展開も考えたが、より多くの方に人生を楽しんでいただくために、ヨガやダンス、キッズプログラムなどのクラスも設けることにした。「フィットネスに携わる人を増やすことが一番の目標です。その方法として、今までとはちがった施設で提供することになりました。まだまだ運動したいと思っている高齢者の方はたくさんいると思います。そういう方にも来てほしいですし、いずれは運動以外のことも提供していきたいですね。そういった高齢者に関する事業を任せられる立場になれたら嬉しいです」新たなお客さまがフィットネスに参加するための施設を立ち上げた同社。そこで活躍する髙橋さんには、高齢者が健康に過ごすための様々な構想がある。その構想を実現しようとすることが、今の髙橋さんの原動力となっている。Partnerお客さまに提供するうえで、自身のトレーニングも欠かせない。昨年からはトレイルランニングを始めた。「普段は、室内でのウェイトトレーニングがメインですが、自然の中でのトレーニングは心が解放される感じが好きです」。髙橋さんの仕事道具トレーニングからだのカルチャー倶楽部「リヴィタップ!東戸塚」“Live it up”とは、 人生を大いに楽しもうという意味。リヴィタップにはその思いが込められています。趣味をもつ、適度な運動を継続する、仲間と喜びを分かち合うことは、健康を保つうえでとても重要です。お子さまのすこやかな成長・本格的な趣味づくり・美容や健康管理などリヴィタップ!には、健康的に人生を大いに楽しむすべてがつまっています。定期的な野外イベントや旅行などもお楽しみいただけます。
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