Fitness Business 60 ◎ May-June 201214注 目 の 動 きクレンリネスシステム「究極の施設・21」で施設の清潔と安全を実現ゴールドジム、クレンリネスの徹底により顧客満足度を向上させるゴールドジム サウス東京アネックス マネージャー 島田正太氏News & Trendsかねてからクレンリネスに力を入れているゴールドジム。同社は、株式会社ウイングのクレンリネスサービス「究極の施設・21」を3年前より関西を含めほぼ全店舗で施工し、さらなる顧客満足度向上を目指している。清掃により お客さまへプラスαを提供できるゴールドジムは、指導と清掃を運営の柱としており「清掃をきちんと行うことは、施設をきれいにするだけではなく、お客さまにとって居心地のよい場所をつくるためのプラスαの気付きを得ることができる」という手塚栄司社長の考えのもと、クレンリネスの徹底が図られている。「施設が清潔であることは、お客さまが足を運んでくれることの大きな要因になると思います。実際、施設が汚れているとお客さまからご指摘をいただきますし、いつも清潔にしていると心地よいと褒めていただけます」と、現場で直接お客さまと接する島田正太氏もその重要性について話し、この考えはアルバイトを含む全スタッフに浸透している。専門的な技術による特殊施工 アフターケアも充実したサービス清掃が顧客満足度向上につながる新たな気付きを得る機会となると考えている同社は、できる限り清掃業者などを介さずにスタッフ自らが清掃を行うようにしている。そのような同社がウイングの施工を受けたのは、「自分たちには手の届かない専門的な技術を低価格で施工してもらえるから」という理由からだった。また、アフターケアも充実しているため、信頼して任せることができると考えた。「施設を長く運営していると、どうしてもとれない汚れや老朽化が生じてしまいます。ウイングさまに施工していただいたことで、その部分を若返らせることができました。もちろん施工していただいた部分についても清掃は行っていますが、そこにかかる労力を減らすことができています。以前より少ない労力で、それまで以上のクオリティに仕上げることができるため、その分ほかのことに時間を割くことができています。また、施工後にオペレーション上のアドバイスも受けるなど、アフターケアもしていただいているので助かっています」労力とコストを削減しながら 高度なクレンリネスを実現昨年度に施工した19店舗の主な施工内容とそれによる効果は以下のようになる。●サウナのコーティングサウナの座面の板が水を吸い、ささむけや腐敗による悪臭の原因となっていた。コーティングすることにより、簡単に拭くだけで清潔に保つことができるようになった。また、サウナ板が傷むと3年に1度の頻度で交換していたが、施工から3年半が経つ現在も品質を維持できておりコスト削減につながっている。●スタジオのノンスリップコーティング夏場を中心に結露が発生し、「レッスン中に滑ってしまう」とお客さまからのご意見が多かった。加工したことにより滑らなくなり、クレンリネスだけではなく転倒防止という安全面での効果も高い。●シャワーブースのノンスリップ加工同クラブでは、毎日ポリッシャーをかけるほか毎週2時間清掃を行っていたが、ぬめりをとることは難しかった。コーティングをしたことでぬめりの発生を抑えることができている。また、バクテリアの繁殖も防ぐことができるため、悪臭防止にもなっている。「私たちは『自分の親や子に安心して使ってもらうことができるか』を基準に施設のクレンリネスを行っています。これまでも力を入れていましたが、ウイングさまの施工によってさらにそのクオリティは高くなったと思います。私たちは未熟な部分も多いので、これからも様々な情報交換やアドバイスをいただきながら、よりお客さまが安心して居心地よく利用できる施設を目指して向上させていきたいです」。島田氏がこう話すように、クラブと同社の二人三脚で施設のクレンリネスを向上させていく。●サウナ施工後●サウナ施工前
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