Fitness Business 60 ◎ May-June 2012118育館などで無料のエアロビクスを実施、いわきクラブは広野地区の仮設住宅で住民に向けアロマリラックスの指導を行った。郡山のクラブは放射能の制限でなかなかプールが利用できない小学校にプールを開放⑩ 経済団体を通じての寄付も行っている。経済同友会が運営事務局を務め、震災で被災した地域の人々や産業を’一歩一歩’元気にしていこうという主旨でスタートした「IPPO IPPO NIPPOPNプロジェクト」に参画【メガロス】①なし④ 「火災」「地震」「停電」の3つのケースの緊急マニュアルを全店点検し、整備⑤ 固定電話、携帯電話が不通になったものの、インターネット環境は保たれたことを受け、支配人全員、本社の一定役職以上(役員含む)まで会社からiphoneを貸与。そこから社内のイントラ環境までアクセス可能とし、ネット環境が保たれれば情報のやり取りが可能となるようにした【ルネサンス】① 新富谷/地域復旧への協力で用地転用/閉店 原町/原発問題で避難地域となる/現在も休業中 幕張/開業30年以上経った施設のため今後の安全性を重視し建て替えを決定/来春オープン予定 仙台南光台(4/1)、仙台泉中央(4/2)、水戸(5/1)、いわき(5/15)、仙台長町南(5/15)は、施設開発部と取引先による施設点検、および改修を行い順次再開② 震災で大きな影響を受けた5クラブ(水戸・いわき・仙台南光台・仙台泉中央・仙台長町南)の12年3月の会員数は前年比108%③ 現状では、通信可能な状態になった場合、電話、郵便、および当社のHP掲載などで確認④ 年2回の防災訓練の中に、地震訓練を取り入れている。また、今後は防災訓練の更なる強化、BCP教育・安否連絡訓練・帰宅訓練、などの各種教育訓練を取り入れていく予定。現在個々に緊急時マニュアルを携帯させて、緊急時に対応ができるよう準備している⑤ 昨年の震災時も、従来と同様に社内規定に沿って、対策本部を立ち上げ、対策本部長を長とした緊急時組織による指示命令系統に基づいて対応。今後も同様のスタンスだが、さらに役割の明確化などにより機動的な組織運営を強化する⑥ 震災以前から確認・対応済み。設備は毎年点検および是正を行っている。地震における事象の把握を徹底して行い、部員の経験値、知識として体験習得したことを踏まえて、それらを包括的に活用しながら、今後のプロパティマネジメントに活かしていく⑦ クラブに備蓄食品・水の配置、防災品の数・種類の見直しによる追加などを4月から適時実施⑧ 国からの電力一律15%削減の要請に基づいて、全社の節電・電力デマンド削減の対策とその想定効果を試算したうえで、各クラブに応じた節電プランを作成し実施。会員さまにはポスターを掲示して、節電の取り組みへのご理解をお願いしている⑨ 震災後、日本赤十字に会員さまやスタッフから集めた義援金、各クラブで実施されたチャリティイベントの売り上げを寄付。仙台地区のクラブでは住民のためにお風呂開放や所属インストラクターが体震災後の各社の対応本誌通巻第54号にて、東日本大震災の各社の対応を紹介した。東日本大震災から1年。地震の再発を懸念する報道は後を絶たない。被災クラブにはどのような変化があり、フィットネスクラブは今後起こりうる震災に対してどのような対策をたてているのか。フィットネスクラブ運営各社にアンケートをとり、まとめた。Topics トピックス①閉鎖または長期休業したクラブ(店舗と理由、休業期間)②被災クラブの会員数推移③会員さまの安否確認方法、連絡手段の確保④緊急時のためのスタッフ教育⑤社内の指示命令系統の整備⑥建築構造、設備の変更⑦緊急時、災害時のための備品の追加⑧節電対策⑨チャリティ活動⑩その他※③〜⑩については震災後の新たな取り組みがある場合アンケート項目
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